この記事では、建設業で「ものづくり補助金」(2020年(令和2年)ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業)の応募を検討されている方へ、採択のコツなどをお伝えいたします。

建設業は「ものづくり補助金」の応募対象か?

建設業を営む事業者も補助対象となります。
具体的には、産業分類(中分類)において、「総合工事業」「職別工事業」「設備工事業」「技術サービス業」が対象となります。

どのような事業計画が採択されているか?

これまでの採択事例を分析すると、IoTやITシステムを活用した計画が比較的多く採択されている印象です。

たとえば平成29年の事例ですが、光洋建設株式会社さんでは、「IT技術導入による「i-Construction」システムの構築」というテーマで採択されています。建設工事においてドローンや3D測量設計ソフトの導入し、生産性向上を図るという計画です。

ものづくり補助事業関連サイトの該当ページでは、詳しく事例紹介をしていますので参考になります。

IT技術導入による「i-Construction」システムの構築

最近(平成31年)でも以下のようなテーマが採択されています。
いずれもICTシステムの活用によって生産性向上を図る計画であることがおわかりいただけるかと思います。

・国交省i-Constructionを実践!当社だけでなく建設産業全体の効率化推進!
・建設機械のリアルタイム自動制御化による土木工事の革新的改善
・三次元測量データによる、建設現場のICT施工技術の全面的活用
・ICT測量機導入による未開地における革新的短工期土木工事事業
・情報化施工対応で測量技術の高度化を図り高度施工技術・複合工事の導入と生産性向上
・ICT施工の構築により、人手の足らない新市場(農水産・建築)を開拓
・測量作業へのICT機器導入による生産性向上と災害復旧への貢献
・GNSSによる位置情報システムを活用した測量技術の高度化事業
・最新鋭測量機器導入による測量の省人化、トータル時間の削減

i-Constructionとは何か?

このページをご覧になっている方はご承知の方も多いかと思いますが、念のため簡単に「i-Construction(アイコンストラクション)」についてご説明いたします。

国土交通省によると、i-Constractionとは

「ICT の全面的な活用(ICT 土工)」等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、もって魅力ある建設現場を目指す取組
のことをいいます。
国土交通省ホームページより引用

つまり、3次元データの利活用、現場施工の効率化、施工時期等の平準化に加えて、
建設プロセス全体を3次元データでつなぎ、国際標準化の動きに連携するものをいいます。

たとえば、ドローン(レーザースキャナ)を活用した三次元測量、3次元モデルによる施工計画の効率化、3次元データに基づく施工、ロボットやセンサーによる三次元点検データ可視化などの取り組みをいいます。

採択のコツ

2020年(令和2年)の「ものづくり補助金」は、「中小企業生産性革命推進事業」という予算事業で実施されています。それゆえ「生産性向上」という考えの中で実施する取り組みは採択可能性が高いと考えます。

特にi-Constructionの推進や災害対策にむけた生産性向上の取り組みは十分に採択可能性があるといってよいでしょう。